世界三大料理、世界三大珍味、世界三大…聞いたことはあるかもしれませんが、何かと聞かれたら3つ答えられますか?
知らなくて困ることはないかもしれませんが、知っていれば知識が増えて面白い!
ここでは、世界三大○○シリーズをご紹介していきます。
たくさんあるので、今回は第一弾として、食べ物・飲みもの編でお送りしますので、会話のネタにぜひ覚えてみてください。
世界三大料理

世界三大料理は「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」です。
中華料理は多種多様な食材を使い、塩気や味が濃いのが特徴で、代表料理は麻婆豆腐や餃子でしょう。
フランス料理は調理から盛り付けまで、隅々までこだわり、豊富な楽しみ方ができます。
また肉や魚、野菜など、旬のものであるのはもちろん、どれも最高レベルのものを使います。
トルコ料理は、癖のある羊肉や牛肉を使うことが多いため、臭みを消すためにスパイスをたくさん使います。
また、トルコといえばトルコアイスが有名でしょう。
世界三大料理に、この3カ国の料理が選ばれた理由は、以下のようなことが考えられます。
①これらの国の王国料理が発展していた
②国土が広く、食材が豊富であった
③貿易が盛んで、他国からも食材を調達しやすく、反対に他国への影響力が大きかった
④食事に関する関心が高い
⑤王朝や帝国の長い歴史がある
⑥味の良さや盛り付け
世界三大珍味

世界三大珍味は「トリュフ」「フォアグラ」「キャビア」です。
トリュフはキノコの一種で、土の中に埋まっていることの多い品種です。
料理のアクセントとして香りを楽しむ食材となっており、独特でほんの少量でも鼻にくるその香りは、日本人にとって少々苦手に感じる場合もあります。
フォアグラはガチョウやアヒルの肝臓のことを指し、フランス料理に使われソテーにされることが多いです。
濃厚な味わいが特徴で、癖はないものの脂身が多く、好みが分かれます。
キャビアとは、チョウザメの卵の塩漬けで、チョウザメが希少になっていることから、高級品となっているのです。
香りはほとんどなく、味わいは塩気が強めとなっています。
世界三大スープ

世界三大スープは「ブイヤベース」「フカヒレ」「ボルシチ」「トムヤムクン」の4つです。
「三大」なのになぜ4種類なのかというと、世界三大スープの選定には厳密な決まりはなく、有名なスープが4つあったことから、「四大スープ」としているのだそう。
ブイヤベースは、南フランスのプロヴァンス地方が発祥で、現在は地中海沿岸部で主に作られます。
新鮮な魚介類をたっぷりと使用して大きな鍋で煮込み、トマトベースににんにくやハーブで風味付けされています。
フカヒレは中国発祥のスープで、希少価値の高いフカヒレ(サメのヒレを天日乾燥させたもの)をメインに使用しています。
ボルシチはウクライナ発祥の伝統料理で、ロシアや東欧諸国で食べられているスープです。
主に野菜のビーツを使用し、特に赤色の根菜が重要なため、赤い色合いに仕上がります。
具材は地域ごとに異なりますが、共通していることは具材は大きめにカットし、旨味のあるブイヨンでじっくりと煮込まれることでしょう。
トムヤムクンはタイが発祥のスープで、ハーブやスパイスによる独特な風味に加え、タイならではのレモングラスやココナッツミルクなどが特徴。
辛さと酸味、そして魚介の旨味がある味わいで、えびを主な食材としています。
仕上げにパクチーをのせるのがポイントです。
世界三大米料理

世界三大米料理は「リゾット」「パエリア」「ピラフ」です。
リゾットはイタリアの代表的な米料理で、米をバターやオリーブオイルで炒めて、具やブイヨンを入れて煮立たせたもの。
味付けはトマトやチーズ、キノコが主流です。
パエリアはスペインのバレンシア地方の代表的な米料理で、丸形の浅い鍋で炊いて取り分けて食べます。
具には魚介のみのものや、肉をメインに使ったものなど、アレンジはさまざまです。
ピラフは西アジア地方発祥とされる炒めた米のこと。
洗った生米と具をバターに絡ませながら炒め、後からスープを入れて炊きあげます。
世界三大穀物

世界三大穀物は「米」「小麦」「トウモロコシ」です。
米がよく食べられる国は日本、中国南部、南アジア(タイ・インド・ベトナム)スペイン、イタリアなどです。
小麦が良く食べられる国は、ヨーロッパ、アメリカ、中東、中国北部などです。
小麦の代表といえばやはりパンでしょう。
インドのナン、イギリスのイングリッシュマフィン、フランスのクロワッサンやバゲット、イタリアのフォカッチャなど、その種類はさまざまです。
パン以外には、パスタやラーメン、餃子の皮などの加工食品としてや、お菓子の材料に使用されるなど幅広く人気がありますね。
トウモロコシが良く食べられる国は、中南米、アフリカ地域などです。
トウモロコシは中南米が起源とされ、15~16世紀頃に世界へ伝わったと言われています。
そのまま食べるのはもちろん、粉末にしてトルティーヤにしたり、乾燥させてポップコーンにしたりと、食べ方は意外とさまざまあるのです。
世界三大嗜好飲料

世界三大嗜好飲料は「コーヒー」「紅茶」「マテ茶orココア」です。
嗜好飲料とは、個人の嗜好(好み・趣味)を満たすために飲まれる飲料のことを言い、お茶・コーヒー・紅茶・ココア・清涼飲料水・ジュース・スポーツドリンクなどがあります。
3つ目はマテ茶とされる場合と、ココアとされる場合の2パターンあります。
マテ茶とは、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイなどの南米南東部で生産される飲み物です。
山地に自生するモチノキ科の、常緑低木マテチャの葉を乾燥し粉末にしたもので、カフェインは少なく、特有の香りと苦味があります。
鉄分、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど栄養が豊富なため、”飲むサラダ”と言われています。
世界三大貴腐ワイン

世界三大貴腐ワインは「ソーテルヌ」「トカイ」「トロッケンベーレンアウスレーゼ」です。
貴腐ワインとは、貴腐ブドウと言われる糖度の高いブドウから作られる、甘口の白ワインのことを言います。
ソーテルヌとは、フランスのボルドー地方にある地区の名前です。
朝は一帯が霧で覆われ湿度が高いため、貴腐菌が繁殖しやすく、午後になると乾燥しブドウの水分が蒸発しやすくなるため、貴腐ワインの生産にはもってこいな地域となっています。
トカイはハンガリーの地域で、なかでも「アス―」が有名です。
糖度が高く、はちみつやオレンジピール、アプリコットのような風味を呈します。
トロッケンベーレンアウスレーゼはドイツのワインで、地名ではなく、ブドウ果汁の糖度に準じて選ばれる「プレディカーツヴァイン」という格付けの一つとなっています。
アルコール度数が低く糖度が最も高い、ドイツの中でも最高レベルのワインです。
世界三大ブルーチーズ

世界三大ブルーチーズは「ゴルゴンゾーラ」「スティルトン」「ロックフォール」です。
ゴルゴンゾーラは、イタリア発祥の代表的なブルーチーズで、日本でも広く知られています。
筋状に青カビが入っていて、柔らかい食感ですが、独特の刺激臭があるため、好き嫌いがはっきり分かれます。
スティルトンは、イギリスのイングランド発祥のチーズで、エリザベス女王の好物としても知られています。
ブルーチーズの中では一番水分が少なく固めで、チーズの味が強いです。
3つの中では比較的食べやすいほうかもしれません。
ロックフォールとは、フランス発祥の国内最古のチーズです。
羊の乳を原料にしており、小麦と大麦の粉で作ったパンを、1~2か月放置して採取した青カビで熟成しています。
3つの中で最も匂いがキツく、味が濃くて塩辛い上に、ピリッとした刺激もあります。
ただ、口当たりはトロっとして柔らかいです。
世界三大コーヒー

世界三大コーヒーは「キリマンジャロ」「コナ」「ブルーマウンテン」です。
キリマンジャロは、タンザニアにあるアフリカ最高峰の山の麓で栽培されています。
豆は大粒のものが多く、華やかな強い酸味と豊かな香りが特徴でしょう。
ブルーマウンテンはカリブ海に浮かぶ島国で、ジャマイカで生産されています。
“コーヒーの王様”と呼ばれ、黄金バランスの風味を持っており、生産量が少ないためとても貴重な種類となっています。
癖が少ないため、日本人からは人気の高いコーヒーです。
コナはハワイのコナコーストで栽培されていて、苦みが少なく、柔らかな酸味と甘みを感じられるコーヒーです。
後味がさっぱりとしているため飲みやすく、万人受けするタイプと言えます。
世界三大紅茶

世界三大紅茶は「ウバ」「キーマン」「ダージリン」です。
ウバはスリランカ南東部が産地となり、メントール系の独特で爽やかな香りが特徴的。
独特の香りを楽しむのであれば、ストレートがおすすめです。
キーマンは、中国の安徽省祁門県が原産地で、世界最古の紅茶山地となっています。
収穫シーズンは6月~9月頃と短く、少量しか生産されない貴重な紅茶です。
果実に近い強い甘みと、花のような甘い香り、そしてスモーキーさを味わうことができます。
ダージリンはインド北東部が産地となっていて、日本でも人気の種類でしょう。
“紅茶のシャンパン”を呼ばれるその独特で高貴な香りが特徴で、収穫時期も3シーズンに分けて行われています。
それぞれの時期で、味わい・色・香り・おすすめの飲み方が異なるため、さまざまな楽しみ方ができます。
まとめ|世界三大シリーズを覚えて知識を増やそう!
世界三大〇〇の食べ物・飲みものについてご紹介しました。
いかがでしかた?
知っていれば知識が増えて会話のネタになるなど、役立つはず!
今後他の部門についても解説していきますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。