いよいよ今年も暑い夏がやってきますね。
夏と言えば、花火大会をイメージする方も多いのではないでしょうか?
色鮮やかな花火を見ている時だけは、夏の暑さも忘れてしまいますよね。
本記事では、日本の有名な花火大会を15選ご紹介しますので、夏の思い出作りの参考にしてみてくださいね。
【北海道・帯広市】勝毎花火大会
十勝毎日新聞社が主催する「勝毎花火大会」は、1929(昭和4)年に始まった北海道初の花火大会です。
コンピューターでタイミングを制御し、音楽・レーザー光・炎などとコラボした演出は、エンターテイメント性に溢れています。
フィナーレはこの花火大会の代名詞とも言える「錦冠(にしきかむろ)」。
花が開いた後にゆっくりと垂れる花火が連発される様子は圧巻です。
開催場所 | 北海道帯広市 十勝川河川敷特設会場 |
開催日時 | 2025年8月13日(水)|19:20~ |
公式HP | 勝毎花火【勝毎花火大会公式サイト 主催:十勝毎日新聞社】帯広市 |
【秋田・大仙市】全国花火競技大会(大曲の花火)
「日本三大花火大会」の一つである「全国花火競技大会」は、一般的には「大曲(おおまがり)の花火」として広く知られています。
1910(明治43)年に諏訪神社の祭典の余興として始まった歴史あるこの花火大会は、全国の花火師たちの憧れ。
各季節ごとに花火大会が行われることから、”花火の街”とも言われる大曲の花火大会は、毎年多くの観客で賑わいます。
昼の部と夜の部に分けられて以下の4つの部門で総合力を競い合い、優秀な作品には「内閣総理大臣賞」など複数の賞が与えられる、権威ある大会となっていますよ。
・「昼花火」
・「10号・芯入り割物」
・「10号・自由玉」
・「創造花火」
音楽に合わせて数分にわたって打ち上げられる、全長500mのスターマインは、誰をも魅了するでしょう。
開催場所 | 秋田県大仙市 雄物川河川敷運動公園 |
開催日時 | 2025年8月30日(土)|昼の部:17:10~/夜の部:18:50~ |
公式HP | 全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト|大曲商工会議所 |
【山形・鶴岡市】赤川花火大会
2025年で32回目を迎える「赤川花火大会」は、四半世紀にわたって愛され続けている大会です。
全国の花火師が意地と誇りをかけて競い合う「全国デザイン花火競技会」では、赤川湖畔を最大限に活用した見ごたえのある景色を楽しめます。
また、毎年テーマが設定されており、今年のテーマは『綺笑天結~永遠に輝く、地域の誇りへ~』に決まっています。
約90分におよぶ百花繚乱の花火が彩る夏の夜空を、ぜひその目で見届けてみませんか?
開催場所 | 山形県鶴岡市 赤川河川敷 |
開催日時 | 2025年8月16日(土)|19:15~ |
公式HP | 第32回赤川花火大会 |
【茨城・土浦市】「土浦全国花火競技大会」
1925(大正14)年に始まった「土浦全国花火競技大会」は「日本三大花火大会」の一つで、全国でも珍しい秋に開催される大会です。
全国の花火業者の中から約60~70社が参加する、国内最大規模の花火大会となっており、以下の3部門で競い合います。
・「スターマイン」:速射・連発する
・「10号玉」:発色や花火の開き方を審査
・「創造花火」:新しい型物や新技を披露
そして、最も優れたものには花火師たちの目標である「内閣総理大臣賞」が贈られます。
なかでも「スターマイン」は土浦の歴史とまで言われ、もっとも評価に影響力をもたらす部門です。
開催場所 | 茨城県土浦市 桜川畔 |
開催日時 | 2025年11月1日(土)|17:30~ |
公式HP | トップページ | 土浦全国花火競技大会実行委員会公式ホームページ |
【栃木・足利市】足利花火大会
足利夏祭りの最後を飾る「足利花火大会」は、1903(明治36)年から続く伝統ある関東最大級の大会で、関東全域から観客が集まることから”50万人の夕涼み”と呼ばれています。
関東屈指の質と量を持つと言われ、なかでも見どころは総延長800mの「大ナイアガラ」と、「ワイドスターマイン」の共演。
音と光が織りなすダイナミックで幻想的な光景は、見る人全員を感動させるでしょう。
他にも仕掛け花火や尺玉花火など、夏祭りのフィナーレにふさわしい迫力満点の、多種多様な演出を楽しめます。
開催場所 | 栃木県足利市 田中橋下流渡良瀬運動公園及び河川敷 |
開催日時 | 2025年8月2日(土)|19:15~ |
公式HP | 第109回足利花火大会【2025】 |
【東京・大東区】隅田川花火大会
「隅田川花火大会」は、江戸時代から続く日本で最も歴史ある花火大会のひとつで、2つの会場に分けて開催されます。
特に第一会場で行われる「花火コンクール」は、玉が小さく打ち上げ数も少ない中で、高度な技術が求められるため、花火師たちの腕の見せどころです。
それほど規模が大きくないことから、厳選された花火師たちによるトップクラスの花火を楽しめます。
都会の夜景とともに、美しい光景を目に焼き付けてくださいね。
開催場所 | 東京都大東区 隅田川 |
開催日時 | 2025年7月26日(土)19:00~ |
公式HP | 隅田川花火大会 公式Webサイト |
【新潟・長岡市】長岡まつり大花火大会
最後の「日本三大花火大会」は、「長岡まつり大花火大会」です。
この大会は2日間にわたって開催され、毎年多くの人が一目見ようと足を運ぶ、有名花火大会の一つ。
1945(昭和20)年8月1日の長岡空襲で亡くなった人々の慰霊と、街の復興を願い翌年に開催された、「長岡復興祭」が起源となっています。
この花火大会は、とにかくスケールが大きいことが特徴でしょう。
特に、直径650mの「正三尺玉」や、全長約2kmにも及ぶ「復興祈願花火 フェニックス」は、実際に見ると迫力満点で、誰もが圧倒されます。
開催場所 | 新潟県長岡市 信濃川の河川敷 |
開催日時 | 2025年8月2日(土)・3日(日)|19:20~ |
公式HP | 2025長岡まつり大花火大会 |
【新潟・柏崎市】ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会
日本海を舞台に開催される「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」は、広範囲な海を活かした壮大な花火が打ち上げられます。
「ワイドスターマイン」「尺玉100発一斉打上」や、柏崎市民の協賛金で打ち上げる「柏崎市民一同」など、花火師の魂こもった大規模な花火は、時代を超えて親しまれてきました。
夕焼けの空を映す海と花火のグラデーション、漆黒に包まれた空間に響く轟音と光が、柏崎を包みます。
空を埋め尽くすほどの豪華絢爛な花火を、ぜひその目で見届けてください。
開催場所 | 新潟県柏崎市 中央海岸 |
開催日時 | 2025年7月26日(土)|19:00~ |
公式HP | 海の大花火大会/柏崎市公式ホームページ |
【長野・諏訪市】諏訪湖祭湖上花火大会
終戦後の混乱が続く中、市民が明るい希望を持ち、一日も早く立ち直れるようにとの願いから、1949(昭和24)年にスタートしました。
国内随一を誇る打ち上げ数で、さまざまな形や色合いの花火が打ち上がることが人気の一つ。
フィナーレを彩る名物「水上スターマイン」をはじめ、諏訪湖を活かしたこの花火大会ならではの演出は非常に見ものです。
諏訪湖を囲む山に打ちあがる音が身体の芯まで響き渡り、非常に迫力満載となっていますよ。
開催場所 | 長野県諏訪市 湖畔公園前諏訪湖上 |
開催日時 | 2025年8月15日(金)|19:00~ |
公式HP | 諏訪湖祭湖上花火大会 |
【岐阜・岐阜市】ぎふ長良川花火大会
岐阜の夏の風物詩とされる「ぎふ長良川花火大会」は、2023年にスタートした新しい花火大会です。
長良川河畔を舞台に、大迫力の「超ウルトラワイドスターマイン」や「ナイアガラ」、音楽に乗せて打上げる「ミュージック花火」など、さまざまな臨場感あふれる花火が、岐阜の夜空を彩ります。
最後まで飽きないバリエーション豊かな演出により、光と音を全身で感じることができるでしょう。
開催場所 | 岐阜県岐阜市 長良川河畔 |
開催日時 | 2025年8月9日(土)|時間未定 |
公式HP | ぎふ長良川花火大会【公式ホームページ】 | |
【静岡・袋井市】ふくろい遠州の花火
「ふくろい遠州の花火」は静岡県袋井市で25年以上続く花火大会で、全国から抜擢されたトップクラスの花火師たちが大集結し、「独創性」や「技術的完成度」などの観点から競い合います。
毎年異なるテーマに挑み、それぞれの創意工夫と、高度な技術を駆使して頂点を目指すその作品たちは、見る人の心を動かすでしょう。
特に見どころなのが、富士山を表現した「ナイアガラの滝」や、大会ラストを飾る、音楽に合わせて打ちあがる全長300mの「日本一のジャンボワイドスターマイン」。
コンピューター制御を使って、多数の電気点火を行うこの花火大会は、この大会ならではの体験ができます。
開催場所 | 静岡県袋井市 原野谷川河川敷親水公園 |
開催日時 | 2025年7月26日(土)|19:20~ |
公式HP | ふくろい遠州の花火2025 : 7月26日開催 |
【三重・熊野市】熊野大花火大会
国の名勝に指定されている、鬼ヶ城の岩場や洞窟を利用した「鬼ヶ城大仕掛け」や、全速力で走る船から花火を海面に投げ入れる「海上自爆」など、ダイナミックな演出が注目を集める所以です。
自然の地形をフルに活かした演出は、全国でも類を見ない唯一無二のものであり、爆風と轟音、そして花火の光は辺り一帯を震撼させます。
広大な空と海を染め上げる圧巻の美しさは、一度見たら忘れられません。
熊野氏の自然と歴史、人々の情熱を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
開催場所 | 三重県熊野市 七里御浜海岸 |
開催日時 | 2025年8月17日(日)|19:00~ |
公式HP | 熊野大花火大会 – 熊野市観光協会 |
【滋賀・大津市】びわ湖大花火大会
1984(昭和59)年に始まった「びわ湖大花火大会」は、今や琵琶湖の夏の風物詩。
今年のテーマは『いこうぜ♪滋賀・びわ湖~輝く湖上大花火~』です。
広大な湖面を活かし、ダイナミックで独創的かつ神秘的な演出は、この大会の真骨頂と言えるでしょう。
音楽とシンクロした幻想的な「水中スターマイン」をはじめ、色鮮やかでスケールの大きい花火をたっぷりを見ることができ、世界観に惹きこまれます。
歴史を受け継ぎながらも、常に新しい発展を遂げてきたびわ湖大花火大会は、今年も多くの人々を魅了するでしょう。
開催場所 | 滋賀県大津市 大津港沖水面一帯 |
開催日時 | 2025年8月8日(金)|19:30~ |
公式HP | びわ湖大花火大会 |
【大阪・大阪市】なにわ淀川花火大会
平成元年に、地元のボランティアたちによって始まった「なにわ淀川花火大会」。
年を追うごとにスケールや技術がアップしていき、今では関西有数の花火大会にまでなりました。
淀川の水面を彩る水中花火や、名曲たちとシンクロした演出が大人気で、都会の夜空を華やかに染め上げます。
5つに分かれたプログラムで進行しているのが特徴で、毎年変わるテーマに地元の人々をはじめ、多くのファンから注目を集めていますよ。
開催場所 | 大阪府大阪市 淀川河川敷 |
開催日時 | 2025年10月18日(土)|時間未定 |
公式HP | 第37回 なにわ淀川花火大会 公式サイト |
【山口・福岡】関門海峡花火大会
本州と九州を隔てる、関門海峡の両岸(山口県下関市・福岡県北九州市)から打ち上げられる「関門海峡花火大会」は、日本で唯一県境を越えて開催される大会です。
下関側では水中花火や15号玉、門司側では音楽花火や連発される大玉花火と、それぞれで異なる演出が楽しめるのも特徴となっています。
煌びやかな夜景・ライトアップされた関門橋と、趣向を凝らした花火のコラボが魅力的です。
開催場所 | 山口県下関市唐戸あるかぽーと地区および22号岸壁周辺|福岡県北九州市門司区西海岸埋立地 |
開催日時 | 2025年8月13日(水)|19:50~ |
公式HP | 関門海峡花火大会公式サイト|下関会場 |
まとめ
いかがでしたか?
日本で有名な花火大会を、厳選して15選ご紹介しました。
気になる花火大会があれば、公式HPも参考にしてみてください。
ぜひ、2025年の夏の思い出を、花火大会で締めくくってはいかがですか?