2026年の満月はいつ?各月の名称(和名)や英語での呼び方を解説!

毎月1回見ることのできる満月ですが、各月に名前があるのをご存知でしょうか?

ニュースなどで「今月は○○ムーンが見られます!」なんて言葉を、聞いたことがある方もいるかもしれません。

今回は、そんな各満月の名称と英語での呼び方、そして2026年はいつ見られるのか解説していきます。

目次

2026年の満月はいつ?各月の満月が見える日

2026年の満月の予定は以下の通りです。

・1月3日(土) 19:02~
・2月2日(月) 7:09~
・3月3日(火) 20:37~
・4月2日(木) 11:11~
・5月2日(土) 2:23~
・5月31日(日) 17:45~(ブルームーン)
・6月30日(火) 8:56~
・7月29日(水) 23:35~
・8月28日(金) 13:18~
・9月27日(日) 1:49~
・10月26日(月) 13:11~
・11月24日(火) 23:53~
・12月24日(木) 10:28~

5月には月に2回訪れる貴重なブルームーンが見られます。

また、12月の満月は24日のクリスマスイブとなっており、なんだかロマンチックですね。

満月の名称(和名)と英語名一覧

月には満ち欠けによって名前が決まっています。

満月、新月、半月、三日月などは良く知られている名前の一つでしょう。

他にも、上弦や下弦などたくさんの名前が存在します。

そして、各月の満月にも正式名称があるのです。

和名と英語名でそれぞれありますので、以下の満月の名称一覧をご覧ください。

名称英語名
1月オオカミ月WOLF MOON(ウルフムーン)
2月雪月SNOW MOON(スノームーン)
3月イモムシ月WORM MOON(ワームムーン)
4月ピンク月PINK MOON(ピンクムーン)
5月花月FLOWER MOON(フラワームーン)
6月イチゴ月STRAWBERRY MOON(ストロベリームーン)
7月雄鹿月BUCK MOON(バックムーン)
8月チョウザメ月STURGEON MOON(スタージョンムーン)
9月収穫月HARVEST MOON(ハーベストムーン)
10月狩猟月HUNTER’S MOON(ハンターズムーン)
11月ビーバー月BEAVER MOON(ビーバームーン)
12月寒月COLD MOON(コールドムーン)

各満月の名称(和名)の由来を解説

満月の英語名にはアメリカの先住民の生活が関係しています。

彼らは季節を知るために各月の特徴を当てはめて、12ヶ月ごとに満月に名前を付けたのです。

和名はこの英語からそのまま訳して名づけました。

では、各月の満月の名称はどのような意味が込められているのでしょうか?

ここからは、12ヶ月の満月別に名称の由来を解説していきます。

1月:ウルフムーン|オオカミ月

1月が「ウルフムーン」、つまり「オオカミ月」と名付けられたのは、1月にオオカミが遠吠えをする時期であることからきました。

真冬の1月は食料不足になるため、オオカミは空腹を嘆き訴えるために遠吠えをします。

北米では飢えと寒さに苦しむオオカミたちは、餌を求めて人里近くまでやって来て来たのだそうです。

新年の始まりを告げる1月の満月は、静かな冬の夜空でより一層綺麗に輝くでしょう。

2月:スノームーン|雪月

2月の「スノームーン」、「雪月」はその名の通り雪が多く降る時期であることから名づけられました。

特に北米の2月は典型的に寒く、雪がたくさん降ります。

北米では冬の厳しい寒さを乗り越えるため、希望や力を与える満月として親しまれてきたようです。

また、積雪で食糧が不足することから「ハンガームーン(飢えの月)」、嵐が猛威を振るうことから「ストームムーン」とも呼ばれます。

3月:ワームムーン|イモムシ月

3月の「ワームムーン」のワームは「虫」という意味で、和名では「イモムシ月」と呼びます。

3月は暖かくなり、雪解けの地面をイモムシやミミズなどの虫が這い活動を始めることから、このように名づけられました。

虫や動物たちが冬眠から目覚め、春の訪れを告げる満月となります。

また、冬の終わりを告げるカラスの鳴き声が増えるため「クロウムーン(カラス月)」、メープルの原料となるカエデの樹液が流れ出す時期であることから「サップムーン(樹液月)」とも呼ばれます。

4月:ピンクムーン|ピンク月

4月の「ピンクムーン」は、和名でもほぼそのまま「ピンク月」です。

または、「桃色月」と呼ばれることもあります。

4月の満月が実際にピンクに見えるわけではなく、北米で鮮やかなピンクの”シバザクラ”、あるいは”フロックス”が咲くことが由来しているようです。

キリスト教の復活祭であるイースターの月であることから「イースタームーン」や「エッグムーン」とも呼ばれます。

また、新芽が出る頃でもあるため「スプラウティンググラスムーン」とも名づけられています。

5月:フラワームーン|花月

5月の「フラワームーン」、「花月」は多くの花が咲く時期であることから名づけられました。

自然の生き物たちが完全に冬眠から覚め、生命力にあふれる自然の美しさを象徴しています。

また、農作物の種まきの時期でもあることから「プランティングムーン(種まき月)」、家畜の乳の生産が増えることから「ミルクムーン(乳月)」という別名もあります。

6月:ストロベリームーン|イチゴ月

6月の「ストロベリームーン」、つまり「イチゴ月」は北米のイチゴの収穫時期にちなんでいます。

可愛らしい響きは女性に人気で、一部の間で密かに”見ると恋愛運がアップする”とも言われている満月です。

また、バラが満開になることから「ローズムーン(バラ月)」、夏が始まることから「ホットムーン(暑月)」とも名づけられています。

7月:バックムーン|雄鹿月

7月の「バックムーン」のバック(buck)にはさまざまな意味がありますが、その一つが「雄鹿」です。

雄鹿は毎年角を落としますが、毎年7月の繁殖期になると角が本格的に大きく再生(成長)し始めます。

そのため7月はバックムーン、雄鹿月と呼ばれているのです。

7月の満月には鹿の角にちなんで「再生」や「復活」「復縁」という意味が込められており、”新たなスタートを切る力に満ちている”と言われています。

雷雨が多くなる時期でもあるため「サンダームーン(雷月)」、干し草の収穫時期であることから「ヘイムーン(干し草月)」とも名づけられています。

8月:スタージョンムーン|チョウザメ月

8月は「スタージョンムーン」と言い、スタージョンはチョウザメなので、和名ではそのまま「チョウザメ月」です。

これは北米の五大湖において、8月がチョウザメの豊漁期であることにちなんでおり、夏の恵みと豊かさに感謝を示すことを象徴する満月です。

また、夏の暑さで大気中の水蒸気が多くなり、月が赤みを帯びて見えるため「レッドムーン(赤月)」とも呼ばれています。

9月:ハーベストムーン|収穫月

9月の「ハーベストムーン」のハーベストは収穫、つまり和名は「収穫月」で、作物を収穫する時期であるため名づけられました。

9月の満月は夕暮れ時から明け方にかけて一年の中で最も明るくきれいに見えるため、農作物の収穫に非常に適しています。

農作業や豊作のを象徴する大切な意味を持つ満月です。

他には収穫される作物から、「コーン(トウモロコシ)月」や「大麦月」という呼び方もします。

10月:ハンターズムーン|狩猟月

10月の「ハンターズムーン」、「狩猟月」は10月が冬に備え鹿やキツネなどの狩猟に適した時期であることから名づけられました。

10月の月は9月に次いで明るく、裸地に隠れることのできない獲物を夜間に捕らえやすいそうです。

冬がやってくる前に旅人が準備を始めることにちなんで「トラベリングムーン(旅月)」とも呼びます。

11月:ビーバームーン|ビーバー月

11月の「ビーバームーン」、「ビーバー月」には2つの説が存在します。

ビーバーが巣(ダム)作りをする時期であること、毛皮を集めるためにビーバーを捕まえる罠を仕掛ける時期であることなどです。

ちなみにビーバーは夜行性のため、明るい満月の光の下で活動をするようです。

最初に降り始める時期であることに由来して「フロストムーン(霜月)」とも名づけられています。

12月:コールドムーン|寒月

12月の「コールドムーン」、「寒月」は寒い冬が到来することからこう呼ばれるようになりました。

1年の終わりを迎える静かな夜に、良く映える満月です。

1年の中で最も長い夜になる時期から「ロングナイトムーン(長夜月)」、冬至祭のある月であることから「ユールムーン」とも呼ばれているそうです。

さまざまな満月の種類を紹介

満月は各月の呼び方以外にも、自然現象によるさまざまな意味を持つものがあります。

1年に1回か、もっと珍しい頻度で見られる貴重な満月なため、その日が近づくと話題にあがり、当日は一目見ようと多くの人が満月を眺めに外に出ますね。

ここでは良く耳にする3つの満月をご紹介します。

スーパームーン

「スーパームーン」は一番大きい満月のことを言います。

“楕円軌道を描きながら地球の周りを公転する月が、地球に最も接近した状態の満月”と言われていますが、この定義の真偽ははっきりしておらず、実際はただ「とても大きな満月」という認識です。

一般的な満月よりも14%ほど大きく、30%ほど明るく見えるとされており、実際に生で見ると迫力を感じます。

スーパームーンは、約1年に1回のペースで見られるそうです。

ちなみに、スーパームーンとは反対に最も小さく見える満月を「マイクロムーン」と言い、こちらも約1年に1回のペースで見られます。

ブルームーン

満月はひと月に2回見られる場合があり、「ブルームーン」はその2回目に見られる珍しい満月のこと、そして約2年に1回の割合で訪れる現象です。

通常満月は1ヶ月に1回、1年に計12回目にします。

しかし月の満ち欠けの周期は約29.5日で約354日で12回の満ち欠けを完了するため、1年365日の暦が11日分余ってしまいます。

この差が次の年に持ち越されて約2年半に1周期分溜まるため、約2年に1回の割合で年に13回の満月を目にすることができるという仕組みです。

ちなみに”ブルー”という語彙が入っていますが、決して満月が青く見えるわけではありません。

ブルームーンは、「珍しいこと」「滅多にないこと」を表す英語の慣用句「once in a blue moon」から取りました。

ブラッドムーン

「ブラッドムーン」は皆既月食により、赤銅色(しゃくどういろ)という黒が混じった赤色の、神秘的な満月のことを言います。

「皆既月食」は太陽・地球・月の順で一直線になって並ぶことで、月が地球の影の中にすべて入る現象です。

太陽の光が地球を回りこんで満月を照らすため、真っ黒にはならず赤銅色となって現れます。

数年に一度の非常に貴重な瞬間で、ブラッドムーン(皆既月食)の前後は世間がこの話題で持ち切りとなります。

満月を楽しむためのポイント!

まず、満月の正確な出入り時間を把握しましょう。

満月は基本的に月に1回ですが、満月当日から前後1~2日はほぼ満月と同じように見えます。

晴れている日は良く見えるため、当日が難しい場合はその前後の天気の良い日に観察してみましょう。

双眼鏡や望遠鏡だと良く見えますが、とても眩しく感じてしまいますので、使用する場合は長時間直接見続けることは避けてくださいね。

カメラで撮影をする場合は、三脚を使用すると手ブレを防いでより綺麗に収めることができますよ◎

まとめ|12ヶ月の満月の名称を知って2026年は月見を楽しもう!

満月の名称と英語での呼び方を解説しました。

それぞれの時期の特徴をふまえた由来があって面白いですね。

2026年の満月が見える日はもうわかっているため、気になる月に観察してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

趣味が多く一人行動大好きなwebライター、konaと申します!

日本や世界の行事、文化、食べ物を中心にさまざまな面白い情報や雑学について紹介していきます☺

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